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クレメン・ボシュティアンチッチ財務大臣が日本を訪問

2022年10月26日から31日にかけて日本を訪問したクレメン・ボシュティアンチッチ財務大臣は、井上貴博財務副大臣と会談し、スロベニアと日本の外交関係樹立30周年に際して両国のさらなる協力関係について話し合いました。

大臣は、日本との経済協力の拡大に向けた政府のコミットメントを強調し、スロベニアにおけるこれまでの日本の投資の重要性を想起されました。両者はまた、EUおよびスロベニアの政治・経済情勢にも触れ、井上副大臣は、EUも貢献しているウクライナの情勢を背景に、民主的価値を維持することの重要性を強調しました。また、大臣は東京において、日本開発銀行(JBIC)の林信光総裁と会談しました。両者は、欧州市場におけるJBICの活動、ならびにJBICとSID銀行との協力関係の深化および第三国市場への共同進出の可能性についても協議しました。財務大臣はまた、日本の最大手銀行グループである大和、みずほなどの代表者と会談しました。その中で、エネルギー危機に代表される世界経済が現在直面している課題について議論されました。また、日本の投資家とスロベニアとの協力関係にも焦点を当てました。訪問中、大臣は日本の潜在的な投資家に日本や欧州市場で発行されている債券やESG(環境、社会、企業統治)ボンドを紹介することを目的としたミーティングを数回行いました。また、環境に良い影響を与えるプロジェクトに資金を提供することを目的としたグリーンボンドも紹介されました。スロベニアと日本の外交関係30周年を記念する活動の一環として、大臣は慶応大学の学生に向けて、金融分野におけるスロベニア政府の新しい方向性、エネルギー危機のスロベニアへの影響、EU諸国におけるスロベニアの役割について講演しました。